Backpackの凡人



アンテロープ・キャニオン
自然の造形美ここに極まる


凡人、毎年冬になると車をアメリカの何処か(笑)に持っていって週末ごとに遊ぶことにしています。冬はIowaを含めて北部の辺りというのは寒すぎてNothingな場所だからです。2004年、10月ある週末、金曜夕方から日曜夕方にかけて大移動、Iowa遥か西方のSalt Lake Cityを拠点移動しました。Salt Lake Cityはとても味のある場所です。もともとユタ州の州都ではありますが、この都市の魅力はその周囲の類まれな自然です。西に大きなSalt Lakeをもち、東には実に延々50キロ以上にわたって何処もゲレンデになりそうなすばらしい斜面を持つ山が連なっています。この山は、ロッキー山脈を西からにらんだ形になります。かつて冬季オリンピックが開催された場所ですが確かにそれだけの環境があります。Snow manとか含めて沢山のゲレンデがあります。スキーのリゾートが沢山あるのです。ユタの人は夏も、冬も遊びには事欠かないでしょう。
そのSalt Lake Cityを南下すると、いわゆるグランドサークル内です。10月、丁度この場所なりの紅葉の季節を真っ赤な大地の色の中に見ながら
ドライブするのは実に楽しいものでした。
流石にこの辺りは西部だけあって、町々の持つ味わいも違います。
世界の他でも滅多に見ることのできない世界がそこにはあるのです。これはグランドサークルがもつ味わいの根幹を成していると感じます。
ユタを南下するとそこはアリゾナ州です。
アリゾナはグランドキャニオンを抱く州
ここもまたユタ州に並んで凄いところです。ドライブするだけでもどこかExciteできる場所です。
砂漠のこの場所に何故か湖があります。不自然です。
そして、その湖を取り巻く周囲の景色もまた全くの非日常そのもの...
ここはグレンキャニオン国立保養地として指定されている場所です。今回、ちょいとここを通りすがったので紹介だけしておきましょう。
グレンキャニオンは今では砂漠アリゾナのリゾート地です。このキャニオンの抱える豊かな水はこの一帯随一のオアシスをなしています。visitorセンターに入ると、そのキャニオンの中枢を見ることができます。
この目の前の川 コロラド川です。かつてRockiesロッキー山脈分水嶺でみたあそこに端を発しています。
コロラド川はここの目の前でとても幅が狭くなっていて、橋が架かっています。この橋を使わなければ、北東周り500キロの運転をするか、あるいは200キロ南西にあるグランドキャニオンを渡るかしなければコロラド川を渡る術はありません。この橋はその意味でとても重要な交通の要となっています。
そして、その狭くなったその場所を使って人は、そこにダムを建設することで砂漠に巨大な水瓶を作ったのです。この水瓶、いわゆるレイクパウエルとして知られています。レイクパウエルの景色の典型は先にこの4枚〜6枚上で紹介した写真そのものです。それは一般的には猿の惑星の映画の中で紹介されました。ここは映画、猿の惑星が録画された場所なのです。このレイクパウエルの中心部にはあのレインボーアーチがあります。また、ここからコロラド川の下流300キロのところにはグランドキャニオンがあり、更に下流にはフーバーダムがあるのです。
この水は砂漠のこの場所で肝心要で、周囲の町を守っています。ペイジの町と南のフラッグスタッフはその代表的場所です。
ちなみにこれはペイジの町。グレンキャニオン国立保養地は地元の人に大変な人気だそうですが、そのためのガソリンスタンド、や宿泊施設、ファーストフードが集中しています。この砂漠そのものの場所にあってはとても大きな町です。
その南に10キロほど進むと異様な発電所がありますが、その傍に今回の目的地である
アンテロープキャニオンがあります。ここはナバホ・インディアンの自治区で国立公園、州立公園ではありません。
キャニオン自体はupper canyonとlower canyonの2つに分かれていますが今回は時間がないのでメインで、かつアクセスの簡単なLower Canyonに標準を絞り先を急ぎました。
入場料をインディアンの方に払い入ります。Flash floodとは日本語で言う鉄砲水のことです。雨が降るとこの辺りでは
鉄砲水が発生するのでしょう。かつて多数の人が一発の鉄砲水で死んだ歴史すら持っているようです。
が、その鉄砲水がつくる造形美がそこにあります。この写真目の前の石のところに行くと
幅50〜100cm程の隙間がありました。これが今回の目的地アンテロープ・キャニオンのようです。目の前に見えている鉄の階段を下りると
そこには驚く世界が広がっていました。
『マジかぁ?』
そんな感じです。高さは10-20mほど、総じて幅1mくらいしかありません。とても狭い谷なのです。狭いところはヤットコさ凡人が通れるくらいの幅しかありません。歩く足がその隙間に挟まってしまうような感じ、そのくらいに狭いんです。

  それにしても美しい...

まさに自然の究極の造形美といえるでしょう。
この先の方はもっとなだらかですが、雨が降ると、ここで集められた水は一発の巨大な鉄砲水となってこの岩肌を削ってきたのです。それが上で紹介したアンテロープ・キャニオンなわけです。すげーな、水って。
深い場所では日も通らないくらいに真っ暗
その闇の先にはキャニオンが美しく輝いているのです。
そこを、アッチコッチに歩き回って、
天然の迷路に迷い込む、その感覚は
まるで、
夢の中に迷い込んだおとぎ話の世界のひとときのようでした。



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